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正月に読む本


年末になると、本箱からはみ出した本を眺めながら本の整理を考える。
高校時代からの本で死ぬまで棄てることはないだろうと思われる本が何冊かある。
そうした本は何度か読み直した過去の思い出と共にある本だ。
三木成夫の本もそのうちにある。
「過去に向かう遠いまなざしというのがある。人間だけに見られる表情であろう」という
まえがきの乗っけから引っ張り込まれた『胎児の世界』(中公新書)の衝撃は忘れられない。たしか最初に読んだのは、長女がかみさんのおなかにいるときだった。
生物の個体発生と系統発生をこの人ほど魅力的に、しかもすばらしい図版で語った人を知らない。
正月三が日は三木成夫の『ヒトのからだーー生物史的考察』(うぶすな書院)を読み直そうと考えている。

| BOOKS | 11:15 | comments(6) | trackbacks(1) |
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コメント
このエントリーを見て、すぐに AMAZON に注文しました。
三木成夫は中公新書の「胎児の世界」を読み、芸大の美術解剖学の教授であることにも親しみを感じていたのですが、すっかり忘れておりました。本書の存在、三木成夫を思い出させていただきありがとうございます。
読了してはおりませんが、三木成夫の考えが生物学という範囲に留まらず一つ思想として認知されていることを知りました。高橋義人の解説ののっけからの「原形」「生命記憶」の話、チョムスキーの言語生得説のような興奮を覚えました。
| AKi | 2005/01/08 11:44 AM |
僕はこの三木成夫という人を吉本隆明が朝日新聞に載せた読書体験の文から数年前に知りました。吉本が三木の著書との遭遇を一つの事件として語っているのを読み、これは読まねばと思いました。彼の「海・呼吸・古代形象」もスゴイ本です。編集者として会ってみたかった人は何人もいますが、三木先生にはお会いしてみたかったと心底思います。akiさんは芸大で会っていたんですね。うらやましい。
| komachi | 2005/01/08 12:53 PM |
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ヒトのからだ-生物史的考察
ヒトのからだ-生物史的考察著者: 三木成夫ISBN: 4900470090出版: うぶすな書院定価: 2,200-円(+税)KOMACHI MEMO の「正月に読む本」で本書の存在を知った。すぐに AMAZON に注文した。 ブログによって、他者と「読書」について共有しうるのは、これも又、ブログの力
| aki's STOCKTAKING | 2005/01/11 6:36 AM |