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2007.02.02 Friday
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2005.01.19 Wednesday
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Hiroshi Manabe
郵便局のフォント
逓信省時代の郵便局のフォントが僕は好きである。
へたくそのようで実にうまい。
華奢に見えて強い印象の飽きのこないフォント。
製図板の上でフォントをデザインした人の息づかいが聞こえるようである。
郵便局はこのフォントをもっと大事にしてほしいな。
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2004.12.08 Wednesday
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Hiroshi Manabe
時間の忘れ物ー門柱
仕事場の近くのRC住宅の前に、まるでタイムマシーンが置き忘れたように古い戦前の門柱が立っている。
この住まい手は老人で、かつて住宅をコンクリートに直したときに門柱は記念に残しておいたのか、それとも住まい手はもっと若く、両親の思い出とともにある門柱を壊せないでいるのであろうか。
時間が置き忘れたものには、見る者にそんなことを想像させる力がある。
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2004.11.11 Thursday
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Hiroshi Manabe
勃起する一本松
植木の仕立て方は、地方、地域によってずいぶんと違うようだ。
同じ樹種別に、仕立て方の違いを日本全国採集したら
きっと面白い図鑑になるに違いない。
縁台の採集地である黒滝村を歩いていると、
石垣の上で真ん中から左右に二本の長い枝を伸ばした松が、
左右の端をグッグッと天に向けて勃起していた。
近所の家の松はみんな長く左右に伸びて最後に勃起している。
「朝からいいものを見せていただきました」と、妙に感心したのである。
・採集/奈良県黒滝村(2004年11月4日)
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2004.11.10 Wednesday
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Hiroshi Manabe
抽斗の付いた縁台
朝、取材に出る前の一時、宿の付近を散歩をしていると
抽斗の付いた縁台があった。
住まい手はここで泥付きの野菜や農具を洗うのだろう。
近くの川で獲った小魚をさばくかもしれない。
抽斗の中には何が入っているのだろう。
恐らく鎌を研ぐ砥石は入っているに違いない。
夏の夕涼みに何人かの老人が座ることもあるだろう。
縁台は「働く家」の象徴である。
・採集地/奈良県黒滝村 採集日/2004年11月4日
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2004.10.29 Friday
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Hiroshi Manabe
路上の水族館
まちを歩いていて、おやっと足を止め、
ちょっと笑ってしまう物に出会えたときは、
散歩の至福の瞬間である。
通勤の途中、家の近くで見つけた「路上の水族館」。
昔はどこの家の前にも置かれていたコンクリート製のゴミ箱の転用である。
落とし板の替わりにガラスを嵌めて、コーキング。
猫よけ用の網付き蓋も蝶番仕立てになっている。
水抜き用の蛇口だって付いている。
この「水族館」の持ち主は、相当に楽しんでいる。
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09:21
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2004.10.15 Friday
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Hiroshi Manabe
GREEN HOUSE02
路上採集のうち、分類学上、こうしたGREEN HOUSEを緑目と呼ぶことにした。
緑目はけっこう見つかる。事務所の近くにもあった。壊されていないが、人が住んでいる気配がない。こういうものは採集物としてやはり迫力がない。B級ものである。
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2004.10.13 Wednesday
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GREEN HOUSE
父の墓参に行った今週の日曜日。奥多摩の御獄で見つけたGREEN HOUSE。
昨今、緑のカーテンが流行っていますが、これはすごい迫力です。
廃屋ではありません。
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23:26
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2004.09.14 Tuesday
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将棋クラブ
通天閣からほど近いジャンジャン横町の三桂クラブ。
すごい熱気である。殺気すら感じる。
通りから覗く人も真剣である。
さすが坂田三吉の地元である。
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17:39
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2004.09.14 Tuesday
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飛田遊郭
通天閣からタクシーワンメーターで飛田新地に着く。遊郭街の入り口には石の大きな門がまだ残っている。北田英治と冷やかして歩く。各店の看板は白い四角に黒文字で統一されている。店構えや屋根の形(切妻が二つ重なった形)も同じものが多いようだ。どの店にもヤリテババアと厚化粧の女が入り口に座り、その横に招き猫が飾られている。座っている女もどこか招き猫のようだ。
遊郭の奥に百番という料理屋があった。予約がいるということで、中を見ることができなかった。今から90年前、初代の通天閣は上がエッフェル塔、下がパリの凱旋門だったという。では百番は東洋の竜宮城か。大阪には大正時代がまだしたたかに生きていた。
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2004.09.13 Monday
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Hiroshi Manabe
まだまだ健在猫除けペットボトル
先週末は撮影取材で大阪泊。仕事を終えた夕方、通天閣あたりへ飯を食いに出た。新世界本通り商店街で見た猫除けペットボトルと立ち小便禁止の鳥居マークの元気なこと。この辺りの看板の面白さと通じるものがある。
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